高松高校吹奏楽部OB会会報 新装第1号

1999年6月1日発行

第24回定期演奏会開催される~来年は25回記念演奏会!~

1999年3月26日 (金)に、高松市民会館において「Well Done!~でかした!」をテーマに盛大に開催されました。当日のプログラムを御紹介します。

第1部 マーチ「カタロニアの栄光」(間宮芳生)
    組曲「コーカサスの風景」より
     峡谷にて・酋長の行列(M.Ippolitov Ivanov)
    伝説のアイルランド(Robert W.Smith)

第2部 Carmelo's By The Freeway(B.Florence)
    Corner Pocket(Green)
    Titanic(J.Horner)
    ディズニー・ファンティリュージョン!(星出尚志編)

第3部 世の終わりの日の幻想(David R.Gillingham)

 第1部は2年生の辻美幸さん (Fl) が「カタロニアの栄光」の、駒井健二郎君 (Hr) が「伝説のアイルランド」の指揮にそれぞれ挑戦しました。特に「伝説のアイルランド」では曲中において、舞台裏袖で「足音」を鳴らすことで、「軍隊が威厳をもって行進している」様子や、「次第に軍隊が遠ざかっていく」様子を表現しました。「コーカサスの風景」は名誉OBの植田誼先生が客演指揮され、大変美しいサウンドを響かせました。

 第2部では前半が例年にも増してパワーアップした、高高オリジナルのビッグバンドによる演奏で、後半は國末貞仁氏(39代Sax)の指揮のもとでダンスなどの演出を交えて、とても楽しい演奏を繰り広げました。

 第3部の「世の終わりの日の幻想」は、今回おそらく四国初演となる大曲でした。常任指揮者の上村秀樹先生は、惜しまれつつもこの4月から高瀬高校に御転任ということで、「これが最後の指揮になるかもしれない」という先生のお言葉もあって、出演者が一体となってこの難曲を熱演しました。

 引き続いてのアンコールでは「カーペンターズ フォーエバー」「宝島」を演奏し、終演後客席で対面式を行って現役部員・OBともに熱い感動を分かち合って演奏会を締めくくりました。

 当日は県内私鉄のスト予告・あいにくの天候で客足が懸念されましたが、幸い昨年よりも多くの方々が来場され、アンケートなどで実に多数のお褒めの言葉と温かい励ましをいただくことができました。

 OB総会は例年通りに演奏会後、「海鮮問屋仲見世」で行われました。席上、定期演奏会のPR活動を現役部員と協力して積極的に行い、観客動員のさらなる増加をめざすこと・現役部員のサポートを今後さらに充実させること・OB会ホームページを充実させること・会則を制定することがそれぞれ提案、了承されました。

 そして、役員として理事に横井徹氏 (24代Euph)・同世俵賢一氏 (33代Hr)・同東山大助氏 (40代Tb)・同山川寛詞氏(41代Tu)、高松委員に森島和代氏 (34代Hr)・同小川雅彦氏 (35代Cl)・同坂口世志子氏 (36代Per)・同石川明子氏 (39代Euph) ・同北村早都子氏 (39代Per)、関西支部委員に向井和明氏 (40代Tp)をそれぞれ満場一致で新たに選出しました。

 最後に、来年の定期演奏会は第25回の記念演奏会となります。日程決定に関するここまでの経緯を以下に御報告いたします。

 昨年 (1998年)のOB総会において、25回定期演奏会は県民ホールグランドホールで開催することを(日時については明確に示されなかったものの)OB会から要望し、金銭面でも十分なバックアップを行う決議を、会の出席者全員一致で採択し、これをOB会全体の意思としました(ただし事務局の不手際で、会に出席できなかったOBへの連絡が不十分だった点がありました)。加えて、数年前以来複数のOBより、演奏会を休日に開催していただきたいとの要望を受けております。

 当初は2000年3月25~26日の土日に県民ホールでと考えておりましたが、重要行事でこの両日はホールを使用できないために、日程をずらさなければならず、調整が必要となりました。

 今年3月6日に顧問の先生方・現役部員に、前後一週間のどちらかにずらすことを提案したところ、「一週間早めると曲の仕上がりが不安」「年度末年度始めで、4月では異動があったときに・・・」「4月の開催は、春休みのほとんどを定演に割くことになるので・・・」「大学の入学式などが迫って、現役に近い代のOBが出演できないのでは」「2000人ものお客さんを集めることができるか?」などの御意見をいただきました。

 これらの御意見を会長・数名の理事と検討した上で、次の3つの案(4月1日(土)・県民ホール、4月2日(日)・県民ホール、3月26日(日)・市民会館)を作成し、それぞれ前日にリハーサルを行うこと・3月26日の開催については同じ時期に定期演奏会を行う西高との調整(難しい)が必要であることなどを申し添えた上で、3月18日に現役部員の意向を、部会に出席していた方に挙手していただく形でお伺いしました。

 結果は、4月1日県民ホール開催案が多数となったものの、3月26日の開催案もそれに拮抗して挙がりました。これをふまえてOB総会に諮った結果、OB会の意向としては「4月1日県民ホールで開催する」旨を現役部員に提案することで一致しました。

 ところが、4月1日に(予約受け付け開始日)に県民ホールに出向いたところ、同じ日に競合する催しがあり、抽選を行った結果、大変残念なことですが当方は抽選に敗れました。改めて協議し直して、「3月30日(木)リハーサル・31日(金)本番」ということで仮予約を申請できました。

 例年3月最終週の土曜日に(来年は25日)市民会館で演奏会を行っている西高の意向は最優先されなければならず、もし市民会館で開催する場合でも土日開催は困難となって、3月23日(木)リハーサル・24日(金)本番という仮予約も済ませました。

 現在、この両案を現役部員に打診しており、現役部員の最終的な意向が出た時点で、県民ホールもしくは市民会館に本申請を行って、25回記念定期演奏会の日程が正式に決定されることとなります。

 正式な日程などの詳細は、次号でお知らせいたします。取り上げたい曲のリクエスト・プログラム構成あるいは演奏会全般の運営に関する御意見など、事務局あてにお寄せいただければ幸いです。

 24回定期演奏会の現役部員関係分の決算は、以下の通りです(HP上では省略)。

吹奏楽コンクールに向けて~課題曲・自由曲決まる 県大会は7月31日(土)~

 吹奏楽コンクール香川県大会がきたる7月31日(土)に、香川県県民ホールグランドホールで行われます。これに向けて、今年より指揮をとられる顧問の西森敬二先生・北内道代先生の御指導のもと、四国大会出場をめざして現役部員の練習にも日々熱が入っています。今年の高高吹奏楽部は課題曲が「行進曲「K点を越えて」(高橋伸哉作曲)」、自由曲が「4つのスコットランド舞曲(M.Arnold作曲)」となりました。現役部員の健闘を心より祈りたいと思います。御声援の程どうぞよろしくお願いいたします。

東京玉翠会で校歌演奏~ただ今参加者募集中!~

 7月10日(土)に東京プリンスホテル(港区芝)で行われる東京玉翠会において、校歌ならびに応援歌の演奏依頼が来ております。関東地区のOBの皆様方はふるって御参加下さい。

 会自体は17時~19時に開催されます。リハーサルを15時30分頃から(その頃に集合の予定)行い、本番は18時45分頃からの予定です。当日の参加費は、男性7,000円・女性5,000円・学生3,000円と案内があります。吹奏楽部の演奏に関わるOBについては、参加費の軽減を玉翠会幹事会に要請していますが、結果は現在のところ伝えられておりません。なお幹事会からの承諾が得られない場合を想定して、会長・地元理事と協議の上、OB会から50,000円の予算を支出することといたしました。現役学生の会費を優先的に支援できることと思います。

 演奏に参加いただける方は、関東支部支部長の藤田 晋氏(34代Tb)まで御一報下さい。その際、代・楽器・連絡先をあわせてお知らせいただけると幸いです。

OB会ホームページが充実 ~アクセスお待ちしております~

 OB会ではインターネット上にホームページを開設しております。OB会からのお知らせや高高吹奏楽部ならびに定期演奏会の歴史、現役部員の活動報告などを順次掲載しています。掲示板のページでは、各OBや現役部員の近況報告・コンクールの思い出話などの書き込みが増えてきました。皆様の活発な御参加を心よりお待ちいたしております。

 アドレスはhttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife/4562/

OB会会則の原案を公示 ~原案への御意見をお待ちしております~

 2000年4月の施行をめざして、OB会会則の原案を事務局側で作成し、以下に公示いたします(ホームページ上にも掲載があります→こちら)。会則制定までの手続きは以下のように予定しております。御意見を6月末日までに事務局あてにお寄せいただければ幸いです。

リレートーク

 第一回目となる今回は、顧問の先生方お二人と部長・副部長に原稿を寄せていただきました。お忙しい中、御協力本当にありがとうございました。

◎西森敬二先生
 昨年、本校に赴任して以来、顧問に名を連ねていましたが、今年から指揮をすることになりました。生徒自身で民主的に部を運営しつつ、少ない練習時間を効果的に活用して練習に励み、さらに学習との両立を目指す我が部員の活動は、高校生の鑑ともいえます。音楽を通して彼らの成長の手助けを少しでもできればと考えています。
 今後とも、ご指導をよろしくお願いします。

◎北内道代先生
 昨年に引き続き顧問をさせていただいております。
 毎日の活動は決して楽しいことばかりではありませんが、コンクールや定期演奏会のステージで生徒たちが一生懸命吹いている姿は、とても美しく感動的です。そして「ああ、やっぱり音楽っていいな」と思うものです。OBの皆様にはいつもご迷惑ばかりおかけしておりますが、今後とも変わらぬご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。

◎山崎悠士君(第43代部長)
 初めまして。第43代部長山崎と申します。
 今年は、定期演奏会も25回を迎え、記念の年ということで、部員一同熱く燃えております。OBの皆様方にはご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、よろしくお願いいたします。

◎山本悠子さん(第43代副部長)
 第43代副部長になりました、山本悠子です。
 体が小さいうえに、ドジな私ですが、仕事はきちんとこなせるようがんばりたいと思います。
 多くの3年生が引退されて、一時は寂しい部内でしたが、4月からは新入生もたくさん入部し、心機一転コンクールに向け、練習を重ねております。今年こそ、皆様のご期待にそえるよう、がんばりますので、あたたかく見守ってください。

 この欄では、毎回自由なテーマで皆様方から原稿を募集して、あるいはインタビュー・対談などによって作成いたします。近況や音楽に関するさまざまな話題など、事務局あてにどしどしお寄せ下さい。

会費納入ありがとうございます

 1999年度会費として5月28日現在、120名の方々から387,000円を納入いただきました。御協力本当にありがとうございました。今年は現役部員のサポート体制の充実・第25回記念定期演奏会の開催などで例年以上の支出が予想されます。会費納入は随時受け付けておりますので、今後とも一人でも多くの皆様方の御協力をお願い申し上げます。

納入の方法は

(1)郵便振替(2月にお届けした赤色の振込用紙を御利用いただきますと、手数料がかからずお得です。振込用紙は事務局に用意しておりますので、お気軽にお申し付け下さい)

(2)OB総会などで直接納入

(3)銀行振込(手数料がかかります。なにとぞ御了承下さい)

   口座番号等はHPでは省略しています。事務局までお問い合わせください。

 現在までに会費を納入された方のお名前を代順・敬称略にて、以下に掲載いたします(HPでは省略)

編集後記

 昨年度以来、不定期発行となっていた当会報ですが、今後極力定期的に発行できますよう、内容の充実とあわせまして編集作業に頑張っていきたいと考えております。御指導の程なにとぞよろしくお願いいたします。

 ところで、7月3日(土)の19:00~、「海鮮問屋仲見世(高松市内)」におきましてOB会役員会を開催いたします<終了>。現役部員のサポートのあり方・会則原案の修正などを議題とし、加えて出席された皆様方同士の親睦交流を深めることができたら、と考えております。会費は社会人5,000円・学生3,000円を現在のところ予定しています。役員に限らず会員皆様方の御参加をお待ちしておりますので、出席を希望されます方は事務局に、6月末日を目安に御一報いただければ幸いです。(橋本佳樹)